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ガスコンロが一つ・鍋一つ

 

ガスコンロが一つ・鍋一つ

 ある男性のお宅です。
初めて訪問して、調理をしようと思ったらガスコンロが一つでした。
「これはガス線を開いた時にマッチを擦って火をつけるんじゃ」と教えてもらいました。
ということは、火を消してもう一度つけようと思ったらマッチがまたいるってことです。
マッチの数を見ると2本だけ。
「マッチってまだあるんですか?」
と聞くと、「最近料理してなかったからなぁ。もうそれだけじゃ」と言われました。
何とか1本で済ませたい。
 その日の献立は、肉じゃがと味噌汁とほうれん草の胡麻和えの予定でした。
「・・・・・・・」
コンロの下の扉を開けると、鍋が一つだけありました。
「フライパンはありますか?」と聞くと、
「あったかなぁ」と探してくれたのですが、なかったです。
「たぶん、魚を焼いて焦げたから捨てたんじゃろう」
「・・・・・・・」
電子レンジもなかったので、とりあえず鍋一つで調理を始めました。
これってサバイバル??
そんな感覚になったことも。
コンロの火を消さないように、続けて調理をしなければなりません。
水を入れた鍋にジャガイモと人参を入れて、沸騰してからほうれん草も入れ、
すぐにほうれん草だけ取り出しました。
ジャガイモと人参が茹で上がると、お湯だけボールにとり、
鍋に油を入れて炒め始めました。そこから肉じゃが作りです。
炒めている間に味噌汁の具を切り、炒め物が終わったら、ペーパーで油分をきれいにふき取り、 先ほどのお湯をかけてさっと洗います。その間も、ガスコンロの火は弱でつけたままです。
水を入れて、今度は味噌汁作り。
作っている間に、ほうれん草を細かく切って、胡麻和えにしました。

 こんなことって今までによくあるんです。
何件か訪問していますが、たいていキッチン用具はそろっていません!!
どのお宅にも鍋やフライパンって数がありますが、一つでも十分ですよ。
ガスコンロを一つだけ使うと、温度がすぐに下がらず、余熱が使えます。
同様に、フライパンや鍋も一度調理した後は熱いままです。
うまく使いまわすと、ガス代も安くなるのではないでしょうか。
全く包丁の切れないお宅もありました。
家から、包丁を持っていきたくなるくらいです。
不便ですが、器用さを求められます。
あるもので何とかなる!!この精神が重要です。

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